自分が好きな曲をただひたすらに紹介する記事
読んで字のごとくの記事です。好きな曲は広め得。
- 前置き
- You
- Soleil
- ヱゾエンシス - JezoensiS
- Howlin' Punpkin
- La souvenir
- あかいらる
- Fading Days
- Reminiscence of Blue
- 過去を喰らう(K*C*HACK UKHC Bootleg)
- 千秋楽
- 終わりに
前置き
音楽、好きですか? 自分は好き。
………うん、好きなんだけどメジャーな曲とかはあまり聴かないんで好きな曲を伝えても「へ~知らん曲やな~」って言われて終わることが多いんだ。残当。あと呟いたとしてもそれを聴いてもらえないことが多い。
という事で、好みの曲はこういうのってのをただただ伝える記事を書いてみた。記事中で再生できるようにしてるので気になったらすぐ聴けるようにしてある。目の前のボタンを押すだけで聴けるからしり込みせず再生ボタンを押してほしい。
記事を読んで「自分もこれが好き!」とか「これ知ってるよ!」ってのがあったら気軽にツイッターとかで伝えてみてくれ。泣きながら握手します。
ちなみに埋め込みではなくハイパーリンクが設定されてる曲*1は外部リンクで聴けるようになっている。作者名の方はご本人のTwitterに繋がってる。せっかくなのでそっちの方も気軽にクリックしてほしい。
You
”AD:HOUSE”というアルバムシリーズを知っているだろうか?同人音楽レーベルDiverse Systemが毎年夏コミケで提供している、ハウスと言われるジャンルの音楽を集めたコンピレーション企画だ。このYouは、そんなAD:HOUSEシリーズの2021年版、AD:HOUSE9に収録されているzekk氏による一曲となる。
AD:HOUSEは発売時期が夏なのもあり、夏に聴くと親和性が高い曲が多い。その中でもYouは夏の終わりを感じさせるようなものとなっている。晩夏の夕暮れがイメージにぴったりな、しっとりキラキラした曲だ。
そう、アルバムのジャケ絵と非常に噛み合っている。これが一番の評価ポイントだった。
AD:HOUSEシリーズはそれなりに聴いているが去年発売の9は特に良曲が多かった。リンクのみでの紹介となるが、naotyu-氏のDrive Live、Junk氏のSoul of Asiaなどは特にお気に入りだ。
前者からは広大なアメリカを感じさせる胸晴れやかな風が、後者からは竹林を駆け抜けるがごとき鋭い和の風が感じられて非常に気持ちが良い。気が向いたら聴いてみてほしい。
ちなみにAD:HOUSEシリーズはSpotifyなどで全曲聴くことが出来る(プレイリストはこちら)。気になった人はぜひ作業用BGMにしてみてほしい。ホッと一息つけるような、そんな優雅なひと時を約束しよう。
Soleil
そんなAD:HOUSEつながりでもう一曲。AD:HOUSE4収録のPowerless氏によるSoleilだ。Powerlessの名前よりも無力Pの方がなじみが深い人もいるかもしれない。
このSoleilは透き通るようなメロディが特徴であり、晴れた日の午前中とかにコーヒーを飲みながら聴くのに適している。今日を頑張ろうという気力がわいてくる、そんな清々しい一曲だ。
ちなみに自分がほぼ毎年AD:HOUSEシリーズを確認している理由の3割ぐらいを占めているのがPowerless氏の提供する楽曲だ。そのぐらい氏の出すハウスが好きである。動画のBGMとしてよく使ってた。雰囲気が最強なので。
もちろんAD:HOUSE9にも提供している。Summer Fragrance、読んで字のごとく夏が香る曲だ。真昼のガーデンテラスで炭酸飲料片手に海を眺めるのに適している。こちらも非常に良かったのでぜひ。
ヱゾエンシス - JezoensiS
Howlin' Punpkin
BMS作家つながりで一曲。筆者の推し音屋さんであるbrz1128氏のHowlin' Pumpkinだ。WONDER_WOBBLERとかBLAZING_LAZERとかCynical Jokerの作者って聞いたらボルテ好きと音MAD好きには伝わるんじゃないかな(かくいう自分は音MADからハマった)。
この曲はジャケ絵からも分かる通りハロウィンがテーマ。音楽ジャンルとしてはハンズアップに該当すると思われる。いいよねハンズアップ。
ハンズアップって何だよって人は、だいたいノリノリでズンチャズンチャしてる、なんかハロウィンっぽいイメージの曲のことだと思ってくれたらいいと思う。
ちなみにbrz1128氏はこういう感じのノリノリ音ゲーミュージックとキラキラしたKawaiiエレクトロニック音楽が得意。好きな人はとことん好きだと思う。
そしてなんと今年の春M3*3で数年ぶりの新譜が出るぞ!自分は前作の1stアルバムも買ったファンボーイ、もちろん今作も買う予定だ。
La souvenir
同様にBMS作家であり、自分の推し音屋さんであるしーけー氏の曲から一曲、La souvenirだ。自分はこういった似非民族風?とでも言うような雰囲気の曲に心底弱い。めちゃくちゃ好きでたまらない。
こういう曲、ジャンルとして何と言えばいいのかが分からないため説明が非常に難しい。分かりやすいように有名なゲームから表現を拝借するなら”アトリエ風”だろうか……。見渡しの良い草原が似合うような曲となっている。
メインに使われているシンセの音がたまらなく好きなんだけどこれもまた何の楽器の音なのか分からない。好きだけど説明できない悔しさをかみしめている。
ちなみに自分がしーけー氏の曲で一番好きなのは”radicret”という曲なのだが、なぜか2022年現在だとsoundcloud非公開となっているため紹介が出来ない*4。ほんとに好きなのに……とっても悔しい。
2ndアルバムであるLoreに収録されている*5ため気になった方は購入してほしい。もちろん筆者は購入済み。
あかいらる
ボイスロイドで動画を出してる都合上、自分の分類はボイロ勢になるのだろう。多分*6。ならば紹介するしかあるまい、歌うボイロを──。
この曲はくりたにか氏が2021年の秋ボカコレ*7に投稿した曲だ。シンガーは琴葉茜&葵じゃなくて葵単独、けっこう珍しい。調声が綺麗で、合成音声なのに聞き取りやすいのがグッドな曲だ。
この曲は歌詞とCパートに至るまでの過程が非常に良い。琴葉姉妹の病んでる方の心情を死ぬほどきれいで怪我しそうなぐらいチクチクと映し出している。琴葉姉妹関係性検定1級。
ちなみにPV中だと茜は1シーンを除いて全く出てこない。しかしこの曲は間違いなく姉妹の曲、そう言えるほどの葵から茜へのクソデカ感情を自分は読み取ってしまった。曲の感想に正解は無く、解釈は人によってまちまちだとは思われるが、それでも自分にとってこれは間違いなく琴葉姉妹の曲だった。
ちなみに”あかいらる”とは”Achiral”のことであると思われる。意味としては”対称性があり鏡像として重ね合わせることが出来る”といったようなイメージ。辛すぎ。なりたいな、赤いな。
おまけ。PVを書いた人によるラフ画や制作過程での裏話が公開されている。無料で読めるから暇なら読んでみよう。↓
Fading Days
ボイロ曲を紹介したのでお次はボカロ曲をご紹介。uma氏のFading Daysだ。
……uma氏と聞いてピンと来たフォロワーも多いかもしれない。そう、自分が普段Twitterでよく呟いている一押しの音屋さんである。左手にuma、右手にモリあつ。故に最強という訳だ*8。
氏はハンズアップからマキナ、トランスにユーロビート等と多種多様なダンスミュージックを得意としている。
このFading Daysもボカロのクラブミュージックコンピレーションに収録された一曲であり、バリバリのユーロビートである。軽快に走り抜けるようなサウンドと聞き取りやすいミクの声が気に入っている一曲だ。
氏の曲は本気で好きな曲が多く、それだけでブログ一本作れるかもしれないぐらいなので一周回って今回紹介した曲はTier2ぐらいの曲になっている。Tier1な曲はおいおい紹介……というよりはツイッターでよく呟いてたような気がするのでなんとなく曲名だけ見たことあるなってやつが思い当ったらそれがTier1だと思う。
ついでなので主張しておくが”uma vs. モリモリあつし”*9は神。
2ndスプリットアルバムFIRST:DREAMERはほんとのほんとに神曲ぞろいなのでそちらもぜひ聞いて欲しい。ただしGRORY:ROADなどの音ゲー収録曲はライセンスの関係でサブスクじゃ聴けないからそこだけ注意。聴きたいなら現物のCDを買おう。買って損はないぜ。
彼の出しているCDのうちでも最近のものはSpotifyで無料で聴ける。せっかくなので、その中でも自分がオススメなアルバムを紹介しよう。
Reminiscence of Blue
Remiscence of Blueは全曲トランスで構成されたアルバムであり、氏の出したアルバムの中では最新のものとなる。このアルバムのは曲タイトルを見てもらうと分かる通り、大気圏から海の底まで落ちていく内容となっている。展開にあわせて変化していく曲調を楽しめること、一貫したテーマによるアルバム全体の統一感がこのアルバムの醍醐味だ。
ところで、(アウトロを除いた)最後の曲のタイトルが”海の底”じゃなくて”夢の底”なのエモすぎませんか?これずっと誰かと共有したかったんだ。自分はこの曲がアルバムで1番好きである。透き通るようなエモエモメロディがこれでもかと配合されており、氏の強みが余すことなく発揮されている。
そこから流れるように始まる「”蒼き追想”の記憶」、これがありえん良さみが深い……。メロディラインはthe bottom of the dreamを継承しつつ、アルバムのアウトロを務めるにふさわしき曲調を持った本曲。これをフルパワーで聴くためにアルバムを通しで聴いてると言っても過言ではない。
ちなみに現物のCDにはこういったシートが入っている。これを踏まえたうえでアルバムを聴いていくと味わいがより一層深くなるのでぜひ合わせて読んでみてほしい。デザインが良くて開封した当時はガチ感動したのを今でも覚えている。
また、現物のCDだと5曲目と6曲目の間にSDVX収録曲である”Sink Into The Dream”のExtendedが入っている。音ゲの曲はライセンスの問題でサブスクだと聴けないんだ*10。これもまたすごく良いフル版となっているから、余裕のある人はぜひ現物を手に取ってほしい。
ついでのついでの宣伝。uma氏の曲を気に入った人は是非、氏の2ndアルバムであるNo One Knows the Futureも聴いて欲しい。キックバリバリのインストから歌ものまで幅広いジャンルが収録された一枚であり、これ一つで氏の曲風を大体理解することが出来る。
自分はImaginary Worldが好き。Remiscence of Blueが刺さった人は刺さるはず。
過去を喰らう(K*C*HACK UKHC Bootleg)
閑話休題。一人の作曲家について喋り過ぎたので元のスタイルに戻そう。
という訳で紹介するのが”過去を食らう”だ。……え?「過去を食らうは別に有名な曲だろ!」って? うん、まったくもってその通りだと思う。
じゃあこれは何かって言うとそれのブートレグスタイル、要するに非公式アレンジだ。有名な曲もアレンジャーによっては多様な顔を見せる、それを紹介するために自分が好きなアレンジとしてこの曲を載せることにした。
このアレンジの特徴としては何と言っても疾走感だ。そして時折挟まれるポンッ!って効果音。それによってサビの〆となる「過去を食らいつくした」の歌詞の部分が力強く聞こえる。
自分は仁王立ちする花譜とバックにドーーンって表示される「過去を食らいつくした」(フォント:ラグランパンチ←キルラキルのやつ)の文字を幻視したよ。
良くも悪くも原曲とはガラリと変わる聴きごたえ。たまにはこういうのも悪くない。
千秋楽
最期に紹介するのは歌うボカロPであるTOOBOE氏のアルバム、千秋楽だ。TOOBOE氏の曲は昨年の12月ごろに偶然タイムラインに流れてきたのを聴いてからドはまりした。インスト好きの自分がボーカル曲にハマるのは久しぶりだった。色んな意味でこれまでの曲たちとは異色なので最後の紹介となった。
ボカロP特有の癖のあるサウンドに味のあるボイスが映えるのが特徴と感じている。……うん、わかりにくいから単純に言おう。声が良い。好き。
中でも視界と赫い夜とブルーマンデーと紫が好き。全部聴くのがだるい人はこれだけでも聴いてみてほしい。
終わりに
今回はこれで終わりとなる。書きたいように書いていったら無駄に長くなってしまった上に本当に好きな曲を紹介し忘れてたりする。申し訳ないね。
一つでも聞いてみて、それで好きになってもらえてたら嬉しい。自分の喜びを共有できる人がほんの少しでも増えてくれることを願っている。
聴いてみたうえで興味が出なかった、好みに合わなかった場合は申し訳ない。時間を取ってくれてありがとう、今度君の好きな曲を教えてくれ。
ちなみに何でこんなことやりだしたかと言うと、とあるフォロワーから「SoundcloudのLikeバレてるからどんな曲が好きか大体知ってますよ。僕と好みが似てます。」って言われたのがきっかけだった。少しうれしかったけど恥ずかしかった。
ちなみに、似たような曲紹介コンセプトの記事で「ハマっていた曲 2022/3,4編」のような記事も出ている。興味があったらそっちも読んでみてほしい。
また、現在なんとなくで作っている第二弾がある。その名も「自分が創作に疲れた時に聴くとなんとなくやる気が出る曲を紹介する記事」。尖り過ぎだろ。こっちも完成次第投げるつもりだ……ったけど書いてる途中で飽きたので多分公開されないだろう。