砂糖の紅茶割り

紅茶中毒的デュエマ活動録

■このクリーチャーはブロックされない。

透き通るような世界観で奇跡を見つけるゲーム、ブルアカの思い出です。

 

 

 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓽𝓾𝓶 𝓮𝓽 𝓸𝓶𝓷𝓲𝓪 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼── 。……新任先生の午後茶花伝だ。

 ……サオリの真似(真似ではねえだろ)はさておき、水着おじさんに惹かれて透き通るような世界観のゲームを始めてしまった愚か者の午後茶です。ご無沙汰しております。

 最近やったエデン条約編の全編についての感想を、Twitterで呟いた記録の断片に対して追記をしていく形式で進めます。ネタバレ大注意です。ただの感想記録記事なので、考察でも何でもないです。間違って来ちゃった方はごめんなさいです。

 

以下、ネタバレ注意&文体が変わります。

 

 

 

1章&2章

 そもそも2章が終わるまでは全然感想ツイをしていなかった。んまぁだって2章のラストになるまで割と順当に話が進んで行ったのでな。良くも悪くも予想の範疇で進んでいたため感情の吐露が必要なかった。

 流石にラストはヤバかったけども。ミカが黒幕だったのはそうかもしれないな~とは思ってたけどさ…でもやっぱクるものがあった。無邪気な悪意とでも言うべきなのか……。嫌悪感というものはこうも人を残酷にさせちゃうのかとかなり心がささくれる思いがした。一方で、アズサが裏切りを裏切ってくれるのはニッコリだった。こちらも想定内ではあったけど、それでもやはり王道に情にほだされてくれるのは心温まるものがある。最高。

 

 一方でちょっとだけ引っかかっちゃったところ。もしかしたらイベントでは出会ったことがあるのかもしれないけど、残念ながら自分のやったことあるイベントは2022水着イベ後半のみだったのでトリニティの面々とは初対面だらけ。(ヤベッ…話合わせとこ…)って必死だった。フラグとかによって台詞変更できへんのかな……。

 

アズサ、1億点

 2章までで一番俺の心をぶち抜いていった女がアズサだった。最高、大好き。自分の性癖が「目標のために足を止めないキャラ」「必死に生きているキャラ」なのでもう1兆点満点だった。「全ては虚しい」と述べた後に「だがそれは歩みを止める理由にはならない」と前を向いてはっきり言ってくるのが真正面を向いている立ち絵と合わさってグッとくる。全俺がスタンディングオベーション

 キャラとしてもクールっぽくて無知キャラっぽくて……それでいてかわいいものが好き。ダメだろ、可愛すぎるだろ。よく見ると羽根にも花をあしらってあるし。乙女か、乙女だったわ。あと前髪がクロスしてるの好き。極めつけに、無知キャラなことに理由がくっついてるのが良すぎる、泣いちゃいそう。しっかりと勉強を、青春を楽しんでほしい。

 ……先任先生ならお察しの通り、アズサは3章でさらに株をあげて3兆午後茶ポイント加点されるような出来事が起きる。起きてしまう。

 

3章

 アズサ!?何やってんだよお前!!!

 Vol.1のホシノ先輩に引き続きアズサまで去って行ってしまった。……は???もうこの時点で情緒が完全に崩壊してしまった。なんで俺がお気に入りになった子ってことごとく自分1人で解決しようとして出て行っちゃうの???許さんぞアリウススクワッド。

 去っていく理由が「私はあなたたちと同じように笑って生きていていい人間じゃない」ってやつだったのがもう刺さりすぎて辛かった。分かるよ、すごく分かる。一身上の都合により痛いぐらいわかる。まぶしいよな、羨ましいよな。どれだけ近づけても、隣で笑いあっていても……完全にはそちらに行けない、そんな呪いのような感情が心の奥底で囁き続けるんだよな。………俺はアズサだった?

 

 その後のサオリとの対決、そしてペロロ人形。もうね、感情が洪水のようになってた。アカンでしょ……!人形に爆弾入れるのはもう覚悟キマりすぎなんよ、戻らないという意思がガン決まっちゃってんのよ。そこからのセイアの予知夢でちょいちょい出てたうつむくアズサのシナリオスチル。もうだめだった、ここで感情がハチ切れた。アズサが壊れちゃった……みたいな感情で虚無感に苛まれてた。

 なんだけど、アズサは壊れなかった。たとえ全てが虚しいとしても、今歩みを止める理由にはならない、その信念が揺らがなかった。ここでもう先生は絶頂しちゃった。駄目だよ、まぶしすぎるよ、最高だよ、世界一輝いてるよ。やっぱアズサは俺じゃねえわ。

 心が震えまくっていた。ホシノに並ぶ最推しキャラになっちゃった。……だがホシノは暗い過去という爆弾をまだ持っている、なのでどっちが最終一位に躍り出るかまだ分からない。期待してるぞ、ホシノ。アズサはもういい、お前はもう幸せになれ、なってくれ。それを見ておっさんは涙を流していたいんだ。お前はもう幸せになるだけでいいんだ、十分なんだ。

 

ヒフミのブルアカ宣言

 ここ、もうボロッボロに感情を動かされ過ぎててツイートすることを忘れていた。ヒフミ、ありがとう。アズサだけじゃなくて俺まで救われていた。ここはもう泣いてた。何が平凡な女子高生だよ、友達のためにそこまで駆け抜けていけるお前はもうハイパー女子高生だよ。

 ……あと覆面水着団!本当にありがとう!お前らが来てくれたおかげで「あっこれ全員集合勝ち確回だ!!!」って確信できたよ。

 私だって一緒ですと引き留めに来るのは一歩間違えばギャグ展開だし、実際ギャグっぽいんだけど…それでもなお心揺さぶられる説得だった。みんなブルアカの世界で…同じ透き通るような世界観の中で生きているんだというのが、少し笑えて青春らしくて……。なんというかブルアカが描きたいのはこういう物語なんだというのが清々しいほどに吹き抜けてきた。

 ヒフミの言っている「みんなが笑えるような、そんなハッピーエンドが好きなんだ」って話、あれはブルアカ制作陣の本音でもあったんじゃないかなとも感じた。俺もね、大好き。ありがとうYostar。

 あとはタイトル回収が完璧だった……。あそこで流れるBGMがタイトル画面なのも完璧、だってあれ最終回の勝ち確戦闘で一期OP流すアレじゃん。もう負けるわけねえよ。

 

 戦闘が開始すると編成にいなかったメンバーたちが参戦してきて大勢で進んでいくあの形式、マジで最高だった。みんなで戦ってる、本当の本当に負ける気がしなかった。

 喜んでたのもつかの間、キャラの大量表示に端末が耐えられずに熱暴走でそのまま落ちてった。流石に笑った。

 逆にアズサVSサオリの一騎打ち、あれは端末は軽かったけど心はオーバーヒート寸前だった。今更1VS1なのかぁ…とおもったら飛んでくる補助の数々、爆速のスキルチャージ速度……一人で戦わせてくれてるだけで全然一人じゃねえじゃん!そうだよ!こっちにはもう”仲間”がいるんだよ!!(ドン!!!)

 

 そして現れる問題児、ヒエロニムス。許さんぞゲマトリア大人のカードを出す!って意気込んだのに全然勝てなかったので泣いちゃった。情けねえ大人だよ。

 レベ上げ必須かなあと思ったのでここで一回寝ることにした。

 

 我慢できなかったので翌日に再トライ。生徒たちが頑張ってんのに先生が答えないわけにはいかねえだろ。推奨レベルが50らしいのでかなり頑張ったと思う。舐めんなマエストロ、これが先生の力や。

 戦い方としてはセリナで水おじをヒエロの左直線上に誘導してひたすら攻撃させ、出てきた邪魔なやつらをバスナ爆弾で吹き飛ばして射線上を開けていた。バスナ爆弾が優秀で雑魚一掃にヒジョ~~に役立ってくれた。サンキューバスナ。

 

 ……そして3章が終わりを迎える。ティーパーティの面々が仲直りして全ては丸く収まり……アリウスの面々はちょっとご愁傷様だけどもまぁ割と綺麗に終わったなぁって。そう思ってた。

 

4章

 4章はネタバレになりかねない箇所が多すぎてほっとんどツイートしていない。なのでむりやり補っていく。

・アツコ誘拐

 アツコが約束したのに間髪入れずスクワッド殲滅指令出してて流石にあごが外れた。おいベアトリーチェ!子供でももうちょい口約束は守るぞ!大人の癖に何やってんだよ!!

・土下座するサオリ。

 ザマァw展開……なのかもしれないけどもうすでに漂っていたサオリ苦労人の雰囲気とアリウス(の裏に控えている黒幕)のヤバさが伝わっていたのでこっちとしては””覚悟完了””といった心持ちだった。先生だからな、生徒は救わねえといけねえんだ。

・精神崩壊しちゃうミカ

 ミカ、その壊れ方はやめなさい。おじさん見てらんないよ。平等を下のラインで行おうとするのは誰も幸せにならないんだよ……。次に現れた時が戦闘中で、なおかつ敵を一撃死させていくのはガチでビビった。強すぎだろ。

 

 そのほかもろもろもあるけど都合により割愛。時間がたっちゃって記憶が薄れただけとも言う。

 

 これなんのツイートだったか覚えてないんだよね。確かサオリがミカを”許す”シーンだったと思う。サオリ、お願いだからお前も許されてくれ。

 アリウススクワッドの面子はかなり過去が暗いことが示唆されていたからある程度は覚悟してたんだけど……まぁやっぱ実際に示されるとそれなりに虚しくて。ただの貧困とかまぁそういうやつかなあとか思ったらかなり大人がクズくて。うん、環境はもうな、どうしようもねえよな。許すよ、アリウススクワッド。仕方がなかったってやつだ。

 

 再度立ちはだかる”大人のカード”使用戦闘。この時は一発ストレート勝利だったことを覚えている。舐めんじゃねえぞベアトリーチェ。お姫様を守るためにはなんだってできるんだ。

 

 ……で、ここからエピローグまでツイートが途絶えている。ラストで印象深かったこととしては「言わないと伝わらないよね」という結論をしっかりと出してティーパーティの面子が和解してたところ。言わなきゃ伝わらないじゃないかってのは……まぁ使い古されたネタではあるのだが……王道だからね、良いものは良いんだよ。

 コハルがミカの私物を確保してたところとか、アズサがスクワッドのみんなも家族だったんだと言うところとか…細かい好きポイントはたくさんあったけど逐一ツイートしてなかったせいでちょっと記憶から薄れてしまっている。うむ…ネタバレに配慮しすぎた弊害だ。ツイッター社はさっさとサークル機能を俺にも開放しろ。

 

 で、ラスト。う~!ブルー、アーカイブ(う~!デュエル、マスターズ!のリズムで)

 良かったなサオリ、お前もこれで”透き通るような世界観👊”の仲間入りだ。便利屋とスクワッドがブラックマーケットを荒らしまわる共同作戦イベント、お待ちしております。

 

大人になんてなれない

 4章読み始めてさ、ミカが「すべてを失った」とか言いだしたときにうっすらと脳裏をかすめるじゃん、既に何も持ってなくて現在進行形で最後に残った仲間すらも奪われようとしてるサオリって存在が。で?血迷ったミカはよりによってその存在へと突撃を仕掛けていくわけで……。お前、その先は地獄だぞ?お前が平等を得ようとしてる相手は既に同じぐらい何もない相手だぞ?いや仲間がいる分まだ上かもしれないけどさ。実はお前まだ仲間がいるから一緒なんだけどさ。いやまあ知らないから仕方ないけどさ?セイア何やってくれとんじゃ。

 そんでそんで実際に対峙したらもうサオリはバニタス通り越して自分自身を計算外に入れようとしてる完全に自己犠牲モード。ここは任せて先に行けとか復讐されても仕方ないとか言い出しちゃう。ライナー・ブラウンじゃん。死に場所求めかけてんじゃん。

 だから…こんな有様だから。ミカも気づいちゃうじゃん、お前は俺だって……なんでお前ら進撃の巨人やってんだよ!

 ここでエレンだと「もう進み続けるしかない」って言ってくるんだが、ミカはちゃんともう終わりにしたいと言ってくれて心底安心した。根底にあるのが「救われたい」で一致してくれて本当に良かった。

 

 ……こっから少し脱線。

 最後に先生が与える結論が、「やり直せないことなんてない、可能性は途絶えてない」なのは本当に良かった。子供だからね、まだまだ可能性はある。

 …だけども。同時に、この答えは”俺”からは出せねえなともなってしまった。違和感が実を結んで一つの結論に辿り着いてしまう……俺、先生じゃなかった──。

 ……ブルアカはVol.1の頃から一貫して「責任を取るのは大人の役目」というのを打ち出してくれている。これは非常に難しい。また、「自分自身の人生に責任を取れるようになるというのが大人になるということだ」というのも今回の4章で言ってくれた。こっちも難しい。おかげさまで辛い。俺がまだ大人になれていないことを見せつけられてしまっている。ブルアカをプレイしながら感情移入が先生じゃなくて生徒に向いてしまう。重なる対象が生徒になってしまう。

 なんならVol.1の頃から。ずっと先生は自分の写し身というよりもこうなれたらいいなみたいな自分より上位の存在であり続けた気がする。主人公は”彼”であって”俺”じゃなかった。

 だからだろうか、サオリとミカが救われる様を見て自分が救われたように感じてしまう。ありがとう先生、俺を救ってくれて。助かったよ。

 

 

というわけで

 これにて感情の吐き散らしも終了。読み返すととっ散らかりすぎて読めたもんじゃねえな。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。ただただ心のうねりを共有したかっただけです。

 ツイッターで実況ツイートしたくても出来なかった腹いせのような記事だったのだけど、実際にプレイしてから少し時間をおいて感想をまとめようとすると少し熱が冷めてしまってて多少困った。これも少し反省。もっと勢いに身を任せるべきだった。

 

 

 

 ブルアカは久しぶりにハマったゲーム。これからも楽しんでいけたらいいなと願っている。